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健全な森林の価値創造

2008 年以来、SCS Global Services は、世界中のカーボン・オフセット・プロジェクトに対して数百件の評価を実施し てきました。私たちの役割は、オフセットプロジェクトが基準を遵守し、炭素貯留の目標を達成しているかどうかを確認するために、独立した監査と検査を行うことです。

第三者による検証は、炭素市場でクレジットを販売または取引するための前提条件です。カーボンオフセットやキャップ・アンド・トレード制度は、企業に排出量削減のインセンティブを与え、土地所有者には持続可能な林業を継続するための投資資源を提供します。

カーボンオフセットプロジェクト

「カーボンオフセットプロジェクトが始まる前は、森林から収入を得るには、木を切って工場に送るか、すべての木を切って森林以外のものに変える方法が大半でした」とSCSの森林管理官フランシス・イートン氏は言う。

「こうすることで、私たちは森を楽しむことができ、森は大気中の炭素を吸収し、私たちが呼吸するための酸素を供給するという役割を果たすことができるのです」。

このビデオでは、北カリフォルニアのオフセットプロジェクトで、フランシスが9,000エーカーの土地に固定されている炭素量を評価する様子を追ったものです。

カーボンオフセットプロジェクトは、森林の保護、野生生物の保護、地域社会への経済的利益の提供、そして地球温暖化防止目標の達成に貢献します。全世界で約3000億トンの炭素が地球上の森林に固定されていますが、強制的または自主的な炭素市場で検証され、取引できるのはそのほんの一部にすぎません。

マックラウド・リバー・フォレスト・プロジェクトは、10年間で45万トン以上の二酸化炭素の吸収量を増加させました。この追加量は、5万世帯の1年間のエネルギー消費量を相殺するものです。この森林はキャンベル・グローバル社によって管理され、カーボンオフセットプロジェクト開発会社であるブルーソースの協力のもと、「Improved Forest Management Project」として「Climate Action Reserve」に登録されています。

このようなプロジェクトによる温室効果ガスの削減効果については、「森林・土地利用型カーボンオフセット検証」のページをご覧ください。

クリスティー・ポレット-ヤング
著者

クリスティー・ポレット-ヤング

気候担当副社長
510.993.0124