サステイナブル・ファブリック認証

一般社団法人コントラクト・テキスタイル協会 - "Facts" エコラベル

サステナブルファブリック認証とは?

Facts認証は、多属性規格であるAssociation for Contract Textiles NSF/ANSI 336に適合し、第三者認証を受けたコントラクトテキスタイルを認定します。この規格の認証を受けると、オフィス、ホテル、病院、その他の施設の内装など、公共施設に設置される業務用家具や調度品に使用されるサステナブルファブリックの市場価値を高めることができます。この規格では、認証されたテキスタイルの持続可能性の基準として、4つの適合性レーティングが利用されています。Factsの認証マークは、仕様決定者や顧客に対して、貴社が社会的・環境的に優れた取り組みを行っていることを証明するものです。

NSF/ANSI 336規格に基づくFacts認証の主な利点:

  • 社内のサステナビリティマネジメントの目標をサポートします。
  • 認証製品が業界をリードする社会・環境基準に適合していることを、顧客や利害関係者に保証する。
  • 州および連邦政府の調達要件への対応を支援します。
  • 継続的な改善と、より広範なサステナビリティ目標との整合性を図るための道筋を確立する。

SCSを選ぶ理由

SCSは、サステイナブルな繊維製品のサプライチェーンに関する専門知識を有しており、NSF/ANSI 336認証評価を信頼性高く効率的に実施することができます。また、SCSは、Association for Contract Textilesからの認定に加えて、Textile ExchangeのGlobal Recycled Standardの開発にも貢献し、合成ポリマーや繊維製品の原料についてSCS Certified Responsible Source™プログラムを確立しました。また、SCS Certified Responsible Source™の認証を受けたサプライヤーから材料を調達することで、NSF/ANSI 336規格の認証を事前に取得することができます。

  • プログラムの詳細
  • プロセス
  • リソース
参加資格

NSF/ANSI 336では、椅子張り(オフィスやホテルの家具など)に使用される織布、不織布、ボンディング生地、ニット生地のほか、施設やホスピタリティ、オフィスなどでよく使用される縦長の生地(ドレープ、パネルシステム生地など)やベッドの上を飾る用途(ベッドカバーなど)など、さまざまな生地の評価が可能です。

認定基準

NSF/ANSI 336による事実認定では、8つのカテゴリーの基準に適合していることを第三者が評価します。評価の半分は繊維の組成に、残りの半分は生地の製造に焦点を当てています。

  • 繊維構成 
    • 繊維の調達(20
    • 素材の安全性(30
  • 繊維製造
    • 水の保全と品質(12%)
    • エネルギー (12%)
    • リサイクルの実施(12%)
    • 社会的説明責任 (12%)
    • 空気の質(2%)
認証等級

NSF/ANSI 336の前提条件をすべて満たしたテキスタイルには、獲得したポイントの合計に応じて、4つのレベルの認証が与えられます。

  • 準拠(16~36点
  • シルバー(37~57点
  • ゴールド(58~78点
  • プラチナ(79~100点
 
コンプリメンタリーサービス

さらにSCSは、家具の「BIFMAレベル®」、合成ポリマーや繊維製品の「SCS Certified Responsible Source™」、「SCS CertifiedRecycled Content」など、多属性のグリーンビルディング認証プログラムを提供しています。

  1. 認証の申請

    SCSアプリケーションフォームに必要事項を記入し、送信します。SCSは、申請書に記載された情報に基づいてプロジェクトの範囲を決め、提案されたタイムラインと見積もりと共に、お客様の承認を得るための提案書を作成します。提案書を承認し、ワークオーダーにサインすると、アカウントマネージャーが認証プロセスを案内します。

  2. データ収集

    SCSのテクニカルアソシエイトが、予備データの組み立てをサポートします。SCSは、製品データ、企業文書、製造工程、製品処方、試験などを検討し、監査に向けた準備状況を評価します。十分なデータが収集されると、審査員が任命されます。

  3. オンサイト監査

    監査人は、お客様のデータを評価するために、オンサイト監査を実施します。監査人は、技術スタッフと対話し、正確で裏付けのある評価を行うために不可欠となる追加情報を明確にし、入手します。

  4. ドラフトアセスメントレポート

    監査人は、データ分析、不適合、改善の機会など、監査の結果を詳細に記した評価報告書のドラフトを作成します。

  5. 内部のピアレビュー

    2人目の有資格SCS監査人が報告書をレビューし、必要な修正や変更を行った後、お客様に報告書を送付します。

  6. 是正措置

    不適合があった場合には是正措置計画で対応し、また、報告書に含まれる情報や監査人が導き出した結論に対してコメントや回答をすることもあります。

  7. 認証決定

    SCSは、評価報告書の最終技術審査を行い、最終的な認証決定を行います。認証が与えられた場合、SCSは認証書と最終報告書を貴社の施設・事業所に発行します。認証取得後は、SCSのWebサイトにある「グリーンプロダクツガイド」に掲載されます。

  8. 認証維持・更新

    製品認証の有効期間は5年間で、認証を維持し、継続的な改善をサポートするためには、定期的なレビューを行う必要があります。

スタンダード

NSF/ANSI 336 - NSFブックストア

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