チャレンジ
磁器・セラミックタイルのグローバル企業であるNiro Ceramic Group(NCG)は、他の床材・仕上げ材メーカーとの国際的な競争力を高めるため、環境製品宣言(EPD)を求めました。NCGにとって、LEED®クレジットに貢献するEPDを取得することは重要であり、LEEDプロジェクトに製品を指定しようとする建築家やデザイナーに対して優位に立つことができます。しかし、EPDの複雑な仕組みに関する専門知識がないため、EPDを関係者に伝えるためのサポートが必要でした。
NCGは、検証済みEPDの公表を達成したことを公表するとともに、技術データを顧客にとって納得のいく形で十分に説明したいと考えていました。また、EPDを取得したことを反映させるため、ウェブサイトを更新し、詳細を説明するためのランディングページを設けたいと考えていました。そのため、正確で洞察力のあるコンテンツを作成するためのサポートを求めていました。
さらに、グローバルな営業、マーケティング、技術チームに対して、EPDで達成したことをトレーニングする必要がありました。これにより、EPD付き製品の持続可能性を適切に宣伝・販売できるようになり、また技術チームも持続可能性の取り組みについて常に最新の情報を得ることができるようになりました。
アウトカム
NiroのEPD検証完了後、SCSはNCGのマーケティングチームと協力し、EPD発表のためのマーケティングキャンペーンを展開しました。SCSは、プレスリリース、ソーシャルメディア、ウェブサイト、トレーニングなど、発表のためのマーケティングコンテンツを開発・デザインしました。ウェブサイトでは、EPDを掲載した製品ページの更新を行い、ウェブサイトを訪れたお客様がどの製品にEPDがあるのか簡単に分かるようにしました。また、EPDの実績を紹介するブログ「Tile Talk」を作成し、グリーンビルディング業界と消費者の両方に対して効果的なマーケティングを行いました。最後に、SCSはNCGチームのためにトレーニングセッションを開催し、EPDとは何か、EPDがグリーンビルディング業界に与える影響、EPDの詳細、EPDを推進するための重要なポイントについて説明する手助けをしました。